さくらびレポート88〜京都造形芸術大学特別講義「中学校を美術館にしよう」

櫻ヶ岡中学校の中平です。昨日7月14日、京都造形芸術大学アートプロデュース学科特別講義で1時間30分、私が特別講師をしました。プレゼンの題名は「中学校を美術館にしよう〜とがびが救う、美術教育」です。

京都は梅雨前線の影響でひどい雨。京都風情を演出する鴨川も歩道に水があふれ、まるで海のように濁流が押し寄せていました。はらはらしました。

京都造形芸術大学の入り口。レンガつくりで格調高いです。階段を上ると人間館があり、そこの4階が会場です。

大学へ着くと、戸上中出身、もととがびキッズ学芸員の小林君が出迎えてくれました。まさか、京都で再会とは!!とてもうれしいです。更に驚いたことに、長野県出身者が4人も学生として在籍していることがわかりました。写真に映っているのは、小林くん、依田さん(上田西校出身)、だん君(上田西校出身)。3人ともとがび参加者です。みんなアートプロデュース学科ということで、長野旋風を起こしているようです。また、私の講義中に戸上中出身の元剣道部員・宮入くんも来てくださり、当時の話で盛り上がりました。中学校の美術が面白かったので、この道に入ったと言っていました。責任を感じます・・・。

午後4時30分、いよいよ発表開始。30名以上の学生さんや先生方の前で発表することはとても緊張しました。中学生の現状について、中学校の様子、必修授業の考え方と題材について、アートプロジェクトのきっかけと展開、データから考える、まとめ、という順番で話をしました。

正直、私の話が伝わっているのかどうか、心配でしたが、質問がたくさん出て活発な場になりました。中学校に是非興味を持っていただき、中学校へアートを届けようとする仕掛け人が何人か現れてくれることを願います。

翌日、学科長の福のり子先生による対話型鑑賞学習の実践プログラムを参観させていただきました。とても緊張感のある雰囲気でしかも知的な雰囲気が高い授業だったと思います。福先生の熱い語り口を私も学び、明日からの授業に是非生かしていきたいと思いました。

京都の皆様、ありがとうございました。そして、小林くん、ありがとう。