櫻ヶ岡中学校の中平です。今日は猛暑の中、長野県信濃美術館3階講堂にて、長野市中学校教科研究会美術部会が行われました。私が委員長ですので、今年のワークショップ企画を任されております。そこで、武蔵野美大・三澤一実教授のアドバイスを受けながら「展覧会をつくろう」というワークショップを企画実践しました。
このワークショップは、鑑賞など観るということのスキルは豊富に持っている美術の先生方が意外にも展示するスキルはあまり知らず、校舎内での作品展示でも雑然と展示してしまっている状況があります。そこで、展示する、という行為を通し、どんなことを気をつけて展示したら良いか、何を大事に考えて展示するkとおが良いのか、を学ぶ機会にしようと考えたのです。
今日の研修の参加に際し、参加者には「何か思いのこもった物を持参してください」とお伝えしておきました。写真は集まった「思い出の品物」です。いろいろなバリエーションがありました。
アトランダムに集められた3人ずつのチーム。そして、誰の物なのか、どんな思いがこもっているのかさっぱり見当もつかない品物が強制的に配られます。その品物を見て、3人で、あーでもないこーでもないと相談が始まります。
40分という短い間でしたが、さすが美術の先生です。あっという間にキャプションや展示名などを作り上げ、展示らしくなりました。スポットライトも効果的に使っています。
自然発生的に、作品鑑賞会が始まりました。品物の持ち主は、当然ですが、品物に込められた思いを熱く語ります。聞く側も熱心に聞いています。
思いのこもったものを前に、人は饒舌になる。
当たり前ですが、自分の思いを語りたくなります。それがどんなストーリーでも、語るほうも聞くほうも熱心になります。自分の作品にこれくらいの思いがこめられてら、中学生はもっと饒舌になるかもしれません。そういった作品が完成できるような美術の授業が大切であるなあと実感しました。
長野市の先生方、お疲れ様でした!!!