さくらびレポート111〜制作のまとめは必ず「相互鑑賞会」

櫻ヶ岡中学校の中平です。Nスパイラルというカリキュラムを独自に作って実践しています。このNスパイラルがとがびや、さくらびの原動力となっていると思いますが、更にその原動力は、題材ごとの最後にある「相互鑑賞会」ではないか、と思います。

相互鑑賞では、全員の作品に全員が感想を書いていくシンプルな時間が流れます。鑑賞も楽しいですが、自分の作品にみんなが書いてくれた言葉を読むのも楽しいです。単純な活動ですが、繰り返していくと、作品を見る、見せる、見られる、といった作品を通したコミュニケーションの場が作られていくのです。

夏休み前の、生徒に行った教科評価アンケートでは、美術科の授業では「安心して制作できる」「友達の意見を聞きながら制作できる」というような評価がとても高かったです。相互鑑賞や鑑賞を重視している成果であると思います。