『廊下アートセンター in とがび』 通信 7 視察とサインと短い話

廊下アートセンターの住中です。

先週の8日、WiCANなどを手がける千葉大学の神野先生が、大学の生徒を連れ廊下アートセンターに視察に来ていただきました。

この日は台風の接近で、生徒達は神野先生が来る前に下校していたので、残念ながら生徒たちの様子を見てはもらえませんでした。

ただ、怪我の功名ではないですが、ゆっくりお茶をしてもらいながら、廊下アートセンターについて話せて、去年のとがびで上映した映画も見てもらえました。

神野先生とみなさん、天候が悪い中、ありがとうございました。

————————————————

その翌日、校長先生が廊下アートセンターを訪れ、話をする中で、「戸倉上山田中学校の構造が複雑で、初めてきた人にわかりずらい」とのこと。

校長先生はサインを作りたいと言うので、アートセンターの仕事として、学校のサイン看板をつくることにしました。

画像はそのデザインです。
これだけ見てもわかりずらいと思うのですが、本当にこういう構造で、各部屋ごとに階段のある、やたら階段の多い変わった構造なんです。

今日、板を白く塗ったので、近日中に仕上る予定です。

————————————————

廊下アートセンターをやってきて、1/3を過ぎたところで今思うのは

「うーん、時間が短いなぁ」
ということ。

廊下アートセンターは、ゴールの形が決まって無いプロジェクトです。
日々、出会う生徒達と、その会話の中から「この生徒達と次に何をしよう?」と考え、悩んでています。

最初のブームが去り、常連もでき始めて、「さぁこの生徒達とどうしようか?」と考え始めると、今まで遠くから見ていた生徒達がやってきて、新しい関係と新しいドラマがおきる。で、その生徒と常連に関係ができる。うーん、面白い。

実は最初から、「少し短いかなぁ」とは思っていたものの、最近は「やば、すごく短い」と実感するように。

廊下アートセンターをカフェのように利用する女子達、カメラを楽しみにする男子、ただ居てずっと話す子。作品の相談に来る子。自作の小説を持ってくる子。

廊下アートセンター、今後どうなるかが、楽しみでもあり、自分でもさらにわからなくもなってきてます。