さくらびレポート178〜さくらび作品紹介⑫「暗いはこわいよ help me」

櫻ヶ岡中学校の中平です。

さくらび作品紹介12回目です。

作品名「暗いはこわいよ help me」

女子4名と、武蔵野美術大学学生さんの鈴木さんと糸川さんのコラボ。

場所は第三音楽室。「あそこは幽霊がでるそうだよ」という怪談話のメッカ。その空き教室となった第三音楽室を真っ暗にし、一人しか観客は入れない密閉された空間。その中を巡り歩くと、様々な質感と手や足の裏、頭、耳・・・!などが出会います。

生徒による最初のアイデアスケッチが、まるで善光寺のお戒壇めぐりのような作品として完成しました。

驚くべきことは、室内が完璧に真っ暗であるということです。ダンボールなどを重ね貼りしており、目が慣れてきても真っ暗のままです。

もう一つ驚くべきことがあります。客さんは室内にたった一人しか入ることができませんが、迷ったり、中で立ち往生してしまう方がいると、どこからかキッズ学芸員が手を差し伸べ、方向を指し示してくれるそうです。

「困っていたら、中学生が手を引いてくれた。中学生が作品だった」

来場者の笑顔の感想です。