櫻ヶ岡中学校の中平です。昨年のさくらびアートプロジェクト2010で、多くの方から質問されたことは「なぜ生徒たちは、こんなにも受け答えができるのですか?」ということです。
櫻ヶ岡中学校の生徒たちが、多くのかたと自然に受け答えができる理由の一つが、3年間の題材の中で必ず行っている「相互鑑賞会」ではないかと思います。
相互鑑賞会は、作品が出来ると、全員で全員の作品を鑑賞し、全員の作品に感想を書いていきます。それだけです。それだけなのですが、生徒は鑑賞会を楽しみにしています。また、感想の書き方も何回も回数を行っていることにより、少しずつ言葉を覚えたり自分で作ったりしているようです。
美術教育に言語活動を、と新学習指導要領では言われているようですが、まさに、このことなのではないでしょうか。
でこぼこを形良く彫っています。パワーが感じられます。
一年生にとって、難しいのはカービングです。曲面をほりすすめるイメージがもてないのです。この生徒は、360度、全ての面を彫るという意味を知っています。