櫻ヶ岡中学校の中平です。2年生必修授業「ズバリ言うわよ」の作品が全て廊下に展示されました。その作品群を見ると、「中学生のリアルって、何?」と考えさせられます。
写真は、マッチョな感じをうまく出しています。しかも、なぜ「白」なのか?
この作品のテーマは、作品の通り「帰りたい」ということ。
帰りたい気持ちをいつも持っているのでしょうか。道が赤く描かれているのには、そこに作者のリアルがこもっているのでしょうか。
文字そのものを描かずに、周りを描いて文字を表現しています。
相互鑑賞会の時、この作品を見た生徒が「ざわざわと音がして、何かが出てきそうだ」と感想を描いていました。作者の表現に、見る人が共感しています。不気味でざわざわした感じにリアルがある?
すこーんと、晴れ渡る空のもと、ぐっと首が伸び、それをい見た私も背中が上る気がします。
中学生のリアルって、何なんでしょうか。ちょっと昔であれば、写実的に描いた自画像などにリアルが表現されていました。しかし、今はもう少し架空の世界にあるように思います。あまりに現実的なものへの共感というよりは、ありえない世界にリアルを感じ、お互いが共感できるという感じ。
決して写実的なものだけがリアルで共感できるというわけではない、という世界が中学生にはあるように思います。