櫻ヶ岡中学校の中平です。
学校も一年間の校務分掌のまとめの時期となり、放課後には各係の会議が行われています。生徒の活動の週末には必ずレポートを書いたり、発表をしたりするという活動も、形式的にならずクリエイティブなものになれば更にいいなあ、と思いました。
クリエイティブとは一体何か?まとまったことはうまく言えませんが、美術の授業では、よく使う言葉です。しかし、クリエイティブとは、単にきれいな作品、うまい作品ができたからクリエイティブであるとは言えないと思います。
例えば生徒たちは、おもいついたアイデアそのままを作品化してしまうことがあります。私たち教師もそうです。ですが、そこですぐ表現させてしまうのではなく、もう一段高いステージにあがるために「もっと良くするにはどうしたらいいだろう」「どこかに問題はないか」とアイデアを再考し、構成しなおし、時には言いたいことを編集するというような作業が必要になるんだと思います。
写真の生徒は、自分の考えたとっておきのアイデアスケッチと、更に別のイメージをトレーシングペーパーという道具を使って「構成しなおして」います。これは創造的な技能といえるかもしれません。これは重要なクリエイティブなプロセスであると考えます。では、どうやって生徒全てにこのプロセスを気づかせることができるのか。「これは使える!」と実感させることができるのか。それが今の私自身の課題です。