櫻ヶ岡中学校の中平です。今日から春休みの部活が始まり、部員が部室に戻ってきました。さっそく活動を開始しました。
入学式に壇上に置く「金屏風」。全て半立体のレリーフとし、全て金一色で塗装します。新しい体育館での入学式なので、ステージ壁に掲示もできず、屏風の「置く」という設置方法を選びました。一時は、「今年の美術部の装飾はなし」という方向に決まりそうでしたが、起死回生の「屏風方式」で展示可能となりました。
今日は、なんとしてもレイアウト決定しなければいけません。
繰り返しアイデアスケッチを描き、集まって意見を出し合うミーティング。今日は3時間のうちに2回行いました。
そして、「一匹の大きな鯛が跳ね上がっているデザインと、周りにうっすら波紋を描く」というデザインに決定しました。
実際のボードを購入してきました。そして本番通りに並べてみて、全員で眺め、大きさを実感しながら検討しました。
「思ったより大きいですね」「横に長く感じた」
今日、部活をやりながら私は生徒に何度も「いい作品にしようね」と語っている自分を発見しました。「いい作品って、何?」とふと考えてしまいました。私たち美術教師がついつい口にしてしまう「いい作品」とは、一体何か。
それは、「その制作後に、自分の何かが変わっている作品」のことではないでしょうか。これはアートプロジェクトとも重なります。そして、教育活動本来の目的でもあります。私自身、この金屏風プロジェクトで、何かが変わるといいなあ、と思います。
明日も部活。明日はボードに下書き。そして半立体にするための廃材を校内で集めて並べてみる活動を行います。