櫻ヶ岡中学校の中平です。目で鯛金屏風が、あと乾燥を待つのみとなりましたので、新たなプロジェクト「新体育館完成おめでとう。アート花環」をスタートしました。
待ちに待った新体育館が完成しました。しかし、その誕生を祝うセレモニーは一切なく、いきなり4月6日の入学式となるようなので、「これは、美術部としてなにかしなくてはいけない!」と思い立ち、「アートな花環を作って、体育館入り口に設置し、お祝いしよう」ということになりました。
花環なんて、作ったこともないですし、本物をじっくり観察したこともありません。
と、いうわけで、部員全員で近所のパチンコ屋さんへ出かけ、調査をしてみることとなりました。
全員でスケッチブックをもって、出発です!!!!
パチンコ屋さんに到着。
さっそく、長さや比率をはかり、アイデアを思いついた人はスケッチブックにアイデアを描いていきました。
花環の実物は、4メートル。こんなに大きな花環を作ることは出来ません。体育館で先ほど調査したデータから考えると、体育館で高さ220センチの花環サイズがちょうど良く、花の部分は直径110センチ、花環の一番したから地面までが110センチという比率が一番本物に近いことがわかりました。
花環を裏側から見ると、金網で花を盛り上げていることがわかりました。
材料のDVDは、どうやって使うの?ずらっと並べると何センチになるのか?数学の計算得意な人だれ??という声が飛び交い、野外なのに、活発なアイデアスケッチと吟味の時間となりました。とっても、クリエイティブでした!!
そして学校へ戻ります。
花環で大事なのは、花のデザインではなく、それを支える土台部分。角材を捨ててある校舎敷地内の廃材置き場で、ちょうど良いサイズの角材を発見。さっそく、美術室へ持ち帰りました。
ミーティングで、花環は二台作る。1,2年生混合の2チームに分かれる。その中で花チームと土台チームに分かれて同時進行で作業を進める。ということとなりました。
土台チームは、寸法を測ったり、角材を切ったりしました。完成したので、体育館へ運び実際に設置してみようということになりましたが、運搬中に釘が抜けてしまいました。もう一度作り直しです。釘の長さが短かったのです。こういう失敗が学習なのです。
土台の色は「ピンクかレインボー」と話し合いが盛り上がっていました。
花デザインチームのアイデアスケッチ。中央に「祝」の文字。周囲にはぐるっとDVD。
部活終了時刻「えー、まだ帰りたくないー」の声。
いい作品になりそうな予感。