さくらびレポート39〜南三陸町へ「きりこ」を届けよう:完成しました。

櫻ヶ岡中学校の中平です。本日、美術部の活動を行い、南三陸町へ届ける「きりこ」を完成させました。

宮城県のアートNPO代表の吉川さんによると、「8月のお盆にきりこを飾るチャンスがある。その時に送っていただければ役立てるかもしれない」ということだそうなので、今回枚数は少ないですが、なんとか送ることができそうで良かったです。

今日の活動は、まず美術準備室で、ユーチューブの映像を鑑賞することから始めました。
とがびやさくらびで協力していただいた作家・門脇篤さんと、横浜のアートラボ・オーヴァの蔭山さんの共同制作による映像を見ました。門脇さんが、南側から車に乗り、南三陸町へ北上していく路上の被災風景を撮影した物で、門脇さんのつぶやきがリアルに状況を伝えてきました。中学生も絶句しながら見ていました。

写真は、吉川由美さんが5月11日黙祷の会について語っている場面。私たち美術部も、黙祷の会に協力するため、前回の部活で応援メッセージを送りました。メッセージは5月11日の黙祷の会で使われるようです。

自分たちのやっていることが、確実に被災地へ伝わっている。そんな実感を持ちました。

「南三陸町に入ると突然被害が大きくなる状況が驚いた。」と生徒の感想。

生徒たちは、2時間半の作業の間、ほとんど何もしゃべらず黙々と活動していました。

集中して、なんとか仕上げようとする気持ちが伝わりました。

このきりこと一緒に、私たちのほんの小さなココロが南三陸町へ伝わることを願っています。