櫻ヶ岡中学校の中平です。3学年絵画の題材「グラデーションマジック」では、パステルでイラストボードに、自分で決めたテーマで描画をしていきます。この題材で、生徒にとっての一番の課題は「何をどう描いていくのか」ということだと思います。
何を描くのか、ということｔ、どう描くのか、この両方が何らかの手立てで決まらないと描画には移れないと思っています。では、そこを生徒が決めていくことが出来るように、教師はどんな手立てをしたら良いのでしょう。
すでにテーマを持っている生徒、つまり日頃自分が何が好きなのか、どんなことに興味があるのか比較的自分でも理解している生徒は、その方向で教師と相談しながら決めだしていくことが出来ます。
右の写真は、自分の今興味あることという教師の問いかけに反応した生徒のアイデアスケッチ。
自分が何に興味を持っているのかはっきりしない生徒がいます。その生徒については、逆に自分について考えるチャンスであるととらえ、資料の写真雑誌を見たり、カメラで興味あることを写してみたりしてアイデアを広げたり膨らませたりしていきます。
授業開始3分の3分間らくがきも、何でもいいから描いてみる脳と手のストレッチとして有効だと思います。
