さくらびレポート260〜とがび2011へ、展示完了!「第5次美術世界大戦」@メガとがび2011

櫻ヶ岡中学校の中平です。今日は午前9時から美術部員で学校に集合し、戸倉上山田中学校へ展示するため作品の運搬作業を行いました。

私が櫻ヶ岡中学校へ着任してから5年。やっと、メガとがび2011へ展示しようという美術部の雰囲気になってきました。今までは鑑賞者として訪問したことはありますが、参加者として参加するのは、これが初めてです。

今まで作った神様や悪魔を2トントラックに積み込み、いざ、戸倉上山田中学校へ出発!!

午前10時ころ、戸倉上山田中学校被服室横へ到着。どんな展示にするのか、ミーティングが始まりました。

迷路っぽく通路を作り、奥で悪魔と神様が戦っているというレイアウトになるようです。

作業開始が午前11時。大丈夫か??

被服室にある18個の大机と、イス、それらの使い方をいかに工夫するのか。それが、私たちの課題。実際に作品や環境を作りながら考えたいところです。しかし、どうしても手が止まってしまう。中学生に難しいのは「身体を使いながら考える」ということ。それはこういった真剣勝負の場でしか学ぶことが出来ない。頭でわかっていても、こういう場を経験しないと、抽象的で実現不可能な無想家ばかりになってしまう。思いついたどんないいアイデアも実現しなければなにに等しい。生徒には、実際に身体を動かせ!!と私は何回も叫びます。

少しずつ動きが良くなってくる生徒が増えてきました。

昼食をはさみ、午後になると、もう私が放っておいても生徒は自分たちの意思で動くことが出来ています。こういう時間や言葉を投げかけていかないと。主体的に動く、ということはできないのです。場が人を作り、人が物を作るのです。まずは技術ではなく、主体者である中学生の意思やモチベーションが第一なのです。そこを手を抜いたり、焦ったり、ショートカットしてはいけないのです。

昔私自身が感じていたことえお、もう一度思い出せました。

被服室前の廊下も、美術部の個人制作を展示しています。

女子生徒が作品の手直しをしていました。

また、1年男子生徒が、蛍光の糸や紙テープを使って、黙々と主体的に制作をしていました。

午後4時、作業終了。五時には、帰校し、解散しました。

明日朝は午前8時30分に電車に乗ってとがびに行きます!!