櫻ヶ岡中学校の中平です。3学年の「グラデーションマジック」という題材では、第二題材「マスキングでグラデーション」に入りました。
この小題材は2時間完結です。二時間という短い時間ですが、黒画用紙にマスキングをして、パステルのグラデーションだけで何かを表現していきます。
パステルは、クレヨンと印象が近く、指でこすることにより、きれいなグラデーションが楽に作ることができます。つまり、思い通りのきれいな色彩構成を誰でも作ることができるということです。
この題材で重視したいことは、「こうしたい」というイメージやこだわりを生徒が持ち、それを実現するためには、どうしたらいいのかを工夫するということです。そのための、テクニックやヒントは教師から与えます。しかし、それを実際にやってしまうかどうか、が、創造的な技能、すなわち私流に解釈する「実行力」ということにつながってくるのです。本当は、授業が始まる前からすでに生徒の頭の中には「今日はこういうことをしたい」というイメージがあることが理想的です。そして、そのイメージに近づけるための試行錯誤を楽しいと思ってもらえると、もっといいと思います。
