さくらびレポート72〜信濃美術館へ行ってきました

櫻ヶ岡中学校の中平です。今日、市中大会の日は、美術部にとって、恒例の美術館巡りの日。今年は昨年に引き続き、長野県信濃美術館へお邪魔してきました。

午前9時30分、到着後、すぐ入館し、学芸員さんのレクチャーをお聞きしました。

池田満寿夫の生涯や、特に一生の中で目まぐるしく変化する表現方法についてのお話が面白かったです。

池田満寿夫さんは、「やりたい」と思ったことを、どんどん実行に移す行動力のある芸術家で、しかも、誰もやったことがないことを「美しく」実践されているなあと、その姿に共感しました。面白かったのは、やはり、ピカソと同じで、付き合っている女性が変わると、表現の形も変わるという事実。生活全ても芸術と一緒に変えているんだと思いました。

続いて、東山魁夷館へ。

11時から、「おしゃべりさんぽ」という企画に参加しました。11人ずつ3チームに別れ、作品を見ながら楽しく会話し、作品の見るポイントや楽しさを感じていきます。

新潮という雑誌の表紙の原画が展示されていましたが、10月の原画が見つかっていないそうです。「みんなで考えてみよう」と面白い提案をお聞きしました。一体どんな原画デザインだったんでしょうね。

部員たちはよく立ち止まって鑑賞していました。メモを自主的に取る生徒もおり、次の活動である個人制作への準備が、もう始まっているんだなあと感じました。