さくらびレポート74〜中学生諸君!パート2:叫べ!@カオス・ギャラリー

櫻ヶ岡中学校の中平です。来週からのカオスギャラリー作品の制作へ学校へ行ってきました。今日は、市中大会の振り替え休業。天気も良くさわやかな校舎内でした。

本当は来週から3年女子の作品を展示する予定でしたが、英検や家庭のご都合などが重なってしまったため、急遽中平が、作家として展示することとなりました。

さて、どんなことをやればいいのやら。。。?悩んだ結果、「中学生の叫び」をテーマに、無秩序な雰囲気を出す作品で行こう!ということにしました。

コンビニで某少年漫画雑誌を購入し、叫んでいる表情のキャラクターをお借りし、中学生が「叫んでみようかな」と思えるような演出を考えました。「カオス」の混沌とした雰囲気の原動力は、なんと言っても、中学生が感じたり考えたりしつつも、あまり表に出さない感情や言葉、思いを、なんとか形を与えて表現できる場にしたい、ということだからです。もっともっとカオスな雰囲気を、出していこうと考えたからです。

力強く、ワイルドにするため、白黒でキャラクターを大きく描き、文字だけは赤で刺激的に描きました。必ずしも、色がついている世界が良いのではない、こういう表現もあるんだということを伝えたいからです。また、漫画キャラクターも使う目的があれば、表現として使うことができるということも伝えたいです。

漫画の吹き出しに、中学生の「叫び」を描いていってもらいます。吹き出しは、ギャラリーの壁だけではなく、側面や、廊下の床、階段の壁にも設置してあります。

ギャラリー内の床の上には、ギターアンプと繋がっているマイクが一本設置してあります。このマイクに向かって叫ぶと、軽くディストーションがかかった声がひずみながら響いて聞こえます。表現には、絵だけではなく、音や声、文字も武器として使えるんだよ、というメッセージを伝えています。

昨年のカオスでは、開始直後は「カオス」な雰囲気でしたが、後半は、カオスというよりは、いわゆる中学生の作品展示という形になり「おとなしくまとまって」しまったように感じました。

今年は、もう少し、(言葉は悪いかもしれませんが)いい子じゃない生の表現に期待したいと思っています。

作品名:中学生諸君!パート2〜叫べ!