櫻ヶ岡中学校の中平です。3学年は、中学校美術最後の単元「卒業制作・夢」に入り、今３、４時間目が過ぎようとしています。
今、私と生徒全員が面接をしています。企画書や試作をもとに、アイデアが決まりきっていない段階で、話を聞くことにより、生徒のやりたいことをうまく形にしたり、方法や材料などアドバイスができるからです。
写真の男子生徒は、「希望を求め続けている手」を表現したいということで、家から収集した手の写真を持ってきました。
相談しながら聞いていくと、作りたい手は、「ごつごつしていて、失敗を繰り返し、うまくいかないこともあるけど、あきらめない手」ということがわかってきました。その話から、細長いフォルムの手を針金で作ってみたいという方向に少しずつ決まってきました。
会話の中で、より方向がクリエイティブで「できそうなアイデア」に変化する。この瞬間を生徒全員と共有したいと思います。
