さくらびレポート203:第二回プレゼン@多機能型事業所エコーンファミリー川中島事業所

櫻ヶ岡中学校の中平です。文化祭終了後の9月末からスタートした今回のデザインプロジェクト。2ヶ月が経過し、今日が二回目のプレゼン。いよいよ最終段階に入ってきました。

今日のプレゼンの目的は、デザイン案をいくつか持っていき、見ていただきながら、最終的な方向性を決めるという大事なプレゼンです。今日のプレゼンで方向が決定すれば、あとは色を少しずつ変える微調整の段階に入ります。その後は、デザインのいわゆる計画的な作業は終了し、実際の看板などに、塗料を使って、アイデアそっくりに書き上げていくという活動となります。

デザインという作業は、プレゼンや思考する時間が一番大事であり、活動の9割は、そこで終了となります。

方向性を絞るということは、何かを捨てるということですので、決断力が必要となります。

とても苦しい時間ですが、気を抜けない正念場です。

私たちが一番気をつけたことは、私たちのデザイン案を提案し見ていただくことで、事業所のみなさんの考えていることや、願いを表に出し、どんなことを望んでいるのかを探り当てることです。

中学生と大人という、ジェネレーションギャップありまくりの活動の中で、限られろ時間で、なんとか希望を引き出せたんじゃないかなと感じました。

保留になったデザインもありましたが、3回目のプレゼンはやらずに済みそうです。あとは、こちらの修正案を事業所に届け、最終的に決めていただくのみです。

今日、ありがたかったことは、事業所さんが、私たちを中学生扱いせず、大人のデザイナーと話をしているように、真剣に意見を言ってくださったことです。

帰りに車の中である生徒が「せっかくデザインの仕事をやってみたんだから、もう一度デザインワーク的な活動をやってみたい」と言っていました。

希望を感じます。