Nプロジェクト実行委員会事務局の中平です。雪の長野を抜け出し、春のような!東京へ行ってきました。場所は千代田3331。小学校を改造して、現在おしゃれな美術館になっている場所です。
ここで、午後1時からアーティストの藤浩志さんと対談してきました。私が、アサヒアートフェスティバル10周年本を読み、藤さんの「街いじり」「街あそび」という言葉から、ビビビっとインスピレーションを受け、Nプロジェクトの今後のベクトルを決める「学校あそび」「学校いじり」もっと進めて「学校くすぐり」という言葉をひらめきました。そのことを是非藤さんに伝え、ご本人に一回戻したくて、生まれて初めて対談を申し込んだ、ということです。
藤さんは、私が持参した櫻ヶ岡中学校美術部の今年の取り組みである「こちょ☆ぷろ」の生徒たちが考えた企画書を笑いながら「いいね」「おもしろいね」と読んでくださいました。私としても反応がきになっていたので、「ああ、同じ方向を向いてくださっている方って、日本のどこかにいるんだなあ」と安心しましたし、自信にもなりました。藤さんの「ベクトルは持っているけど目的はもっていない」という言葉にはなるほどと思わされました。
また、何かイメージが生まれる前には、「違和感やもやもやが存在する」という言葉も、納得できました。そういったもやもやや、違和感が大事なのに、あえて学校現場では、あたかももやもやが存在しないかのように、消滅させている。そのもやもやや、違和感にあえて光を当てて、見えるようにしようとしていることが、Nプロジェクトなのではないか、と思いました。
効率の良さや、間違いをしないことなど、学校を窮屈にしていることはいろいろあるんだなあ、学校で必要な美術の授業ってどんなことなんだろう、と考えるには十分なきっかけを今回の対談で得ることができたとうに感じました。
この対談は、文字おこしができたらしたいと思います。
藤さん、大変お忙しい中、お時間とってくださりありがとうございました!!