さくらびレポート168:絵にしたい瞬間の色は?形は?手触りは?

1年生にも、2年生にも、3年生にも、私が共通して行うことは「相談会」という名前の個別面接作品相談の時間です。一人ひとり名簿順に呼び、生徒のやりたいことを、よりグレードアップさせつつ、具現化するアドバイスをします。

さらに、その面接で3学年共通して尋ねることは「表現したいことは、言葉で一言で言うと何?」「それは、色で言うと何色?」「形は?とんがっている?丸みおびてる?」さらに、両手を机の上に出させ、「ここに、その表現したい瞬間に感じた心があるとすると、どんな手触りや感触がする?暖かい?冷たい?重い?軽い?表面はつるつる?」と感触まで尋ねます。

なぜ、ここまで聞くのかというと、完成予想図はすぐかける子が多いのですが、表面的で終わってしまい、「見えないものを表現する」という楽しさまで到達していないからです。

これは、私自身の反省でもあります。私自身、どんな質問の仕方をすると生徒が右脳的発想で制作できるかはっきりと確信が持てなかったのです。
最近、上記のことに、やっと、やっと・・・!気づくことができたのです。でも、生徒にとってはどうなんでしょう?まだまだ、これからの進展で確認していきたいと思います。