卒業制作の時期が来ると、ほとんどの3年生たちは、立体系や現代美術的傾向の作品を作りたがります。
一番人気がないのが、「スケッチ」や「デッサン」です。
じっくりものを見て描く作品は、ほとんど誰もやりたがりません。
しかし、今年は、スケッチ系の作品を制作している生徒が多くいます。
その全員がなぜか、男子です。
しかも、制作の様子は、とても粘り強く、50分間集中して描いています。
時代は移り変わり、スケッチやデッサンの時代、特に男子が、スケッチや模刻など、30年前の好みや時代的要望に戻ってきているのではないか?と言えるかもしれませんね。
おもしろい傾向です。
ですが、方向としては自然かもしれませんね。今まで中学校3年間自由に表現をし続けてきたからこそ、写実性に目覚めた、のかもしれません。おもしろい!!