カコアの佐野です。講師をしている松山デザイン専門学校のインテリアの授業を通じてnpoの活動を紹介がてらしばらく三津浜を教材に使わせてもらいます。今日から夏休みまでの期間、生徒達はアート蔵を想定したコンバージョン(転用)計画の課題に取り組みます。市内の学校から電車と渡し船を利用して約30分とかなり近いのです。教室で簡単な説明後、地図を渡して現地集合。
遭難する生徒がいないか不安でしたが、無事渡し船に乗って全員やってきました。
一回目の授業は蔵の実測です。カコアが三津浜のアートの拠点として様々な活動をしてきたアート蔵を初めて見る生徒達は興味津々。空間デザインを専攻している6名の生徒はすぐにカフェやショットバーなどイメージを膨らませていました。
今日は現場を知るところまで。蔵前広場、1階、2階と二人ペアで図面を書くための採寸を行います。次回までの課題はCADで作図をして来ること。
彼らがこの蔵をどんな転用してくれるのかは今後のお楽しみですが、いくつか条件を与えています。コンバージョンはただの蔵の改装ではない。蔵の界隈、駅からのアプローチや立地、地域にいる人、蔵の周りにどんな魅力があるかも調査してから計画してもらいます。デザイン(想い)と地域の関連性をどう表現するか。が課題です。
次回は三津浜の散策をします。これから少しづつですが、カコアについて、三津浜の魅力について伝えていきたいと思います。もしかしたら授業以外で踏み込んでくれる生徒が現れるかもしれませんが、あくまでもリアルな現場体験をしてもらうことから始まります。
sano