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2007.5.19(sat)

三津浜アート蔵へ行き、ヤミーダンスの宇都宮さんと合田さんと高橋さんと得居さん、映像作家の山内さんで夜の蔵ミーティングをしました。
今回で3回目となる蔵でのミーティングにも少しずつ要領を得てきました。
あの錆びた入り口の門を開け、蔵の鍵を空け、南京錠を使い戸を思い切り右へ引いて蔵へ入る。入ると真っ暗なので早速電気を付ける。といった蔵への導入を経て、作品のアイデアを実際にどう扱ってゆくか試してみました。
はじめはまず、砂を使ってみました。蔵の2階の板の隙間から少しずつ砂を落としてみる。
砂の音が雨の音に聞こえたり、落とす分量で見えてくるものが違うことや、スムーズに落とすためには2人必要なことと協力しあうことが必須だったりと、発見と課題が生まれました。

次は、蔵の2階の板を一部抜いて、パラシュートを降らせてみました。

なかなか面白いです。

山内さんが試しでいろんなパラシュートを作ってきてくださったものをヤミーのメンバーは実際に降らせました。(写真:ヤミーの高橋さん、宇都宮さん)
投げたり、落としたり、うまく下まで降りなかったり、降っていく軌跡がなんとも趣深かったりと、試行錯誤しながらも最後は地面へ降りていくパラシュート。

このパラシュートは、作り方もシンプルらしく、傘がティッシュぺーパーのパラシュートはとてもかわいらしいです。
透明ビニルタイプの傘もいい感じです。
そこで、この2タイプのパラシュートを、ワークショップで実際に作ってみたらどうかというアイデアが出てきました。

他に、ダンサーの体を使ったパラシュートのアイデアが勃発。これはロープを使っての方法です。ヤミーの各人の身体性がロープによってはみ出ていました。これも面白かったです。

最後にヤミーと山内さんがまた会う日までに
作品の流れとダンスと映像の重なりのシーンを確認しあい、蔵を出ました。
もう、日が変わってしまっていました。

いつもミーティングが深夜なので、申し訳ないです。次は日が昇っているときに集合したいです。

二回ほど、ブログへの書き込みをさぼりました。

今、ワークショップを行うための方法を探っています。
三津浜の花火大会の日の昼に参加者の皆さんに作品創作の体験をして貰いたいと考え中です。

この「パラシュート」は、作品のシーンに重要なもののひとつです。
このパラシュートの錘に人の失ったものへの再生を願いをこめて、参加者の人に言葉を書いて貰い、大切に粘土で包む。そしてパラシュート達は作品の大事なシーンのなかに登場します。

今後どうなるかもう少しお待ちください。

kaid