曇り空の10月31日。
アーティスト石原公彦とフルーティストKさん、そしてボクは三津浜の木村家に向かいました。アートバトルin三津浜の木村家での”ISHIHARA PROJECT”の音源取りです。木村家の一階の板の間(フローリング?)はフルートの音が、いい具合に反響します。Kさんのフルートと、石原のピアニカがえもいわれぬハーモニーを奏でました。

曲ごとに石原はKさんに聞きます。「いまの曲、どんなイメージ?」
Kさんは答えます。「入り組んだ路地で、フルート吹いているカンジ・・・」
石原はたたみかけます。「ニューヨークの路地か?」
「こんなカンジか?」と言ってニューヨークっぽいフレーズを石原はピアニカで奏でます。

そんなやりとりのなかで、ふたりの録音は続きました。
石原は「木村家で録音することに、意味があるんだ」と。

約二時間半、木村家にフルートとピアニカのセピア色の風景を彷彿とさせる音色が響きました。穏やかで、癒されて、フッと肩の力が抜けるそんなひとときでした。
ということは、石原のサウンドはそんな音なのです。

木村家で癒されてみませんか?

11月4日(日)は、アーティスト・ヒデリーノの作品と共に、石原公彦の”音のある風景”も皆様をおまちしております。

ぜひとも、三津浜・木村家にも11月4日にお越しください。

(Text:井川雅人)