ハンズマート・ミュージアムとこれまでの経緯

11月18日から25日愛媛県美術館が面白い。(長文失礼します)
愛媛県美術館主催NPO法人アジア・フィルム・ネットワークさんが企画・運営されている「ハンズマート・ミュージアム」は「いきがい・やりがい」を実感できる拠点として美術館を活用し地域文化の振興・交流を図り、誰もが集える場となるよう愛媛県美術館会館記念日事業を開催します。
当初、「たいせつ人フォトリレー愛媛から」プロジェクト計画段階では全く知らない情報でしたが、今年は愛媛全域からカメラをスタートさせることを決めていたため、展示数、集まりやすい公共施設などから愛媛県美術館新館に企画を提案しに行きました。そこで「ハンズマート・ミュージアム」を知り、アジア・フィルム・ネットワークさんに交渉、我々の企画が合致するため、同時開催の了解を得た次第です。
カコアは今年もアーティストとの恊働による作品作りや地域資源を活用した作品展、ワークショップ、若手アーティストの発掘、コラボレーションなどいろんな仕掛け、関わりを行ってきましたが、「たいせつ人フォトリレー」は額師風雅フリプチさんたちが手がけられている「不特定多数の参加者へ委ねる」作品作りに徹底しています。もちろん委ねるだけでは何も進みません。昨年、一昨年と行ったプロジェクトはフリプチさん達が設えから運営まで全てをまとめあげていました。風雅フリプチさんは自分たちのプロジェクト(フォトリレー)自体を他者へ委ねることも考えていたそうで、昨年のプロジェクトを見て自分たちもやりたい!とプロポーズした松山大学生のピロタくんの一言で松山大学との計画が春先まで進んでいたのです。
そこへカコアが四国アート88カ所を持ち込み、企画はどんどん広がってしまいました。当初カコアの材料・実費予算70000円のプロジェクトが同500000円を越えるプロジェクト(人件費・連絡経費は0)にカコア内部でも規模の縮小、マネージメントが出来ていないとおしかりを受けましたが、フリプチ、松山大学、担当の私達の「想い」だけはつぶれない様に実行委員会内でお互い叱咤激励、右往左往しながらやっとここまで来ることが出来ました。実際、ここまで松山大学生達が気が遠くなるような膨大な準備に積極的に集まり、両面テープ貼りすら経験がなかったのに今ではインパクトドライバーでパネル作りまで出来るのです。素晴らしい。。。展示と同時期に松山大学で大学祭があり、最後まで松大の皆さんにはご苦労をかけますがよろしくお願いします。
カコアも富士フィルムにカメラの協賛依頼に骨を折ってくれた藤田さん、カメラチームに参加して下さった徳永さん、田中さん、福島さん、三好さん、戒田みさん、福島さん、藤岡さん、展示運営に手をあげてくださった宮崎さん、ありがとうございます。そして実行委員会をカコア担当としてたった二人で役割を全うした吉岡さん、22日は仕事を休んで参加してくれるとのこと。あともう少しです。頑張りましょう。あれもやりたい、これもやりたいと少数分散した結果、今年も各プロジェクトを担当された方は大変だったと思います。四国アート88カ所&CO.2007最終プロジェクト。どうぞ皆さん、最後の現場を見届けてください。
最後にフリプチの皆さん、カコアとの恊働も二年目となりました。松山大学が加わって三者恊働の実行委員会形式でのプロジェクトは新鮮でしたね。いよいよ来週で完結です。最後まで右往左往しそうな気配がしますが、それが委ねることなのだと今頃わかった様な気がします。カコアは吉岡さんと最後まで頑張ります。
「たいせつ人フォトリレー」中継連日情報公開中!!こちらも是非ご覧ください。
sano