「昨日の明日」撮影快調!!

三津浜の記憶を残すべく、アニメーション作家山内知江子は、着々と作品作りを
進めています。

70年の歴史に終止符を打った、アールヌーボー様式が美しかった伊予鉄三津駅の、数日間にわたる解体作業に密着し、歴史の記憶を記録に残しました。

アーティスト山内は、9月11日(木)、12日(金)と二日にわたり、三津浜で「働くひと」を追いかけ続けました。12日の撮影に同行することにしました。

初秋の爽やかな風が吹き渡り、空中ではトンビが輪を描いている、そんなのどかで爽やかな一日でした。

まず向かったのは、木村邸の斜め向かいの丸木醤油店。店先では、陽だまりで子猫ちゃんがお出迎えです。
アーティスト山内は、ひとしきり子猫とじゃれあって撮影開始。醤油の独特の香りの中で、撮影は進みました。

次に向かったのが、三津浜港。ちょうど山口・柳井港からフェリーが到着したところで、
接岸風景をカメラに収めました。ほんとは、切符売りのオジサンを撮りたかったんだけど・・・

堀本かまぼこ店では、店先の奥にある工場で、家内制手工業のほのぼのとした作業風景をカメラに収めました。
帰り際には簀巻きをお土産に頂き、ボクたちはちくわを購入しました。

小池鉄工所では、ブルーの鮮やかなつなぎの作業服を着た仕事人の作業風景を撮影。
小池社長には、カコアの活動をあたたかく見守っていただきありがたい限りです。

撮影に協力してくださった皆さん、ほんとうにありがとうございました。

アーティスト山内知江子の手によって、素敵な”映像詩”作品となることでしょう。

11月22日(土)には三津浜木村邸において、三津浜在住の方を対象とした試写会(無料)を、
11月23日(日)には市内シネマルナティックにおいて、「昨日の明日」完成上映会&トークショー(有料)を開催します。

どうぞ、おたのしみに・・・

(text:井川雅人)