湯治場の子どもたちは、見知らぬ人に会っても「こんにちは〜」とあいさつをします。驚く反面、うれしい気持ちになります。
「私たちは子どもの頃から他人がいつも家の中にいる生活ですから、人見知りしません」とは旅館の若旦那たちの言葉。
思えば見知らぬ人だからこそあいさつをする、というのは当たり前なのかもしれません。
写真は、夕方、共同浴場からひとり忘れ物を取りに戻る子ども。温泉通りにぽっかりとあいた空き地をつっきって行きます。そして私の姿に気づくなり、「こんにちは!」
こっちも思わず「こんにちは!」
(コメント:門脇篤)