アート作品とは?なんだか興味が湧いてきた!

AAF最終報告会おける作品についての議論から、門脇さんの作品に対する製作意図をさらに深く知る機会を得て、今回「GOTEN GOTEN 2006 アート湯治祭」を共に乗り切った地元の一人間として嬉しく思っております。

加藤さんの話も、門脇さんの言っていることもなるほどなーと思います。ただアート作品として、どうのこうのということは私には正直わかりません。
そもそもアートというものがよくわかっていないのかもしれません。

今の私にはアートは触媒のようなものに思えます。

門脇さんの作品は、ある意味「行為」であり、その毛糸を張るという「行為」を通して関わった人間やコミュニティが、何かを考えたり何かが変わったりしたなら、私は立派なアートであると思います。

東鳴子のような小さな田舎の町は良く言えば助け合って生きている。悪く言えばいろんなしがらみから逃れられずに生きているわけです。
そうした地域の均衡値を破るように現代音楽や現代アートを持ち込み、一体どうなってしまうのだろうと面白がっているのもゆめ会議流のアートなのではと思いました。

東鳴子ゆめ会議 事務局長 大沼伸治