湯治アーティスト・狩野哲郎、仙台を席巻!

GOTEN GOTEN 2006 アート湯治祭」の7月の企画「アートin湯治(AIT)」では湯治アーティストとして東鳴子会館に「雑草」を植えた狩野哲郎さんですが、目下「せんだいメディアテーク」を会場に行われている宮城県民文化創生の祭典・芸術銀河2006「ニュー・アート・コンペティションof Miyagi」の5人の出展者のひとりに選ばれ、20日の審査会では惜しくも大賞はのがしたものの、審査にあたった椹木野衣氏はじめ来場者にはたいへん好評で、ものの見方が変わってくるともっぱらの評判です。

展示は31日まで。仙台市青葉区の「せんだいメディアテーク」6階にて。

一方、同じく仙台市青葉区にある宮城県美術館では狩野哲郎さんの公開制作が行われています。美術館の窓枠や中庭などに例の雑草が生え始めています。

特に窓の結露した水を抜く穴というのに植えられた雑草は何ともかわいらしく、誰に見られることなくのびていくその姿に目をとめると、それ以降、あらゆる「ちょっとしたもの」に目をとめずにはいられなくなります。

こちらは今月いっぱい育生され、来月2〜5日が展示期間として、来場者には作品を設置した場所の地図も配布されるそうです。

(コメント:門脇篤)