湯治アーティスト・門脇篤「美術ワークショップ」

みやぎ県民文化創造の祭典実行委員会と柴田町の主催による「美術ワークショップ」を宮城県柴田町の槻木小学校で行いました。
当日は小学校は振替休日で、槻木児童館に来ている小学1,2年生を中心とした約30人とともに、誰もいない体育館や校舎をフルに使って毛糸の蜘蛛の巣をはりめぐらせました。
柴田町在住の日本画家・及川聡子さんも参加してくださり、なぜか子どもたちに「ビームキング」とかわけのわからない名前をつけられ、子どもたちを追い回していたそうです。ちなみに及川さんは以前、偶然にも東鳴子の旅館大沼に宿泊されたことがあるそうです。
子どもたちはかなり喜んでやっていたのですが、しかし何よりすごかったのは、1時間ほどかけてもうめちゃくちゃになるほどはりめぐらせたその毛糸の蜘蛛の巣を、また1時間ほどで全部毛糸玉に巻き戻してしまったところで、これには本当に驚きました。
そうして巻いた毛糸は、これから子どもたちがペットボトルを使ってつくった巨大な「リリアン」でマフラーにし、この冬に首に巻くことになっています。

(コメント:門脇篤