「ART仙台場所」

仙台でも東鳴子「GOTEN GOTEN アート湯治祭」に触発されたようにアート・プロジェクトが始まりました。その名も「仙台アートシティプロジェクト ART仙台場所」。
今回は初年度ということもあり、かなり短い準備期間でしたが、70組ほどのアーティストが県内外から参加。まちをテーマに、かなり意欲的な作品も見られ、また29・30日の会期中はかなりの人出で、たいへん盛り上がりました。
昨年、東鳴子で湯治をしながらアート作品を制作した「湯治アーティスト」の田中真二朗さんは、このところ取り組んでいる作品を横丁の壁に展示。かなりの好評を博していました。
聞くと田中さん、最近、秋田に引っ越したとのことで、秋田からの参加です。
もちろん、今年の「GOTEN」の9月からの企画「りくとうアートライン」にも参加してくれます。

直近では、来月4から始まるせんだいメディアテーク5Fギャラリーで行う守屋誠太郎さんとの二人展に新作を出すそうで、これを東鳴子での展示にも考えているとのこと。4日からの展示が楽しみです。

その守屋さんの作品。真鍮など金属を使った作品を作られているそうで、今回はトタンの煙突にネコ。かなりいいです。

すると今年の「アートin湯治(AIT)」に参加予定の高橋健太郎さんが出現(左。右は守屋さん)。

健太郎さんの今回の作品は、横丁にある空店舗を使ったものですが、その場を実にたくみにいかした緊張感のある作品で、今回の全出展作の中でも一二を争う出来ではないかと思います。この作品は「ART仙台場所」終了後も会期を延長して5月6日まで見られます。一番町四丁目のおそばやさん「さん竹」さんの横の細い路地を入った左手です。
こうして見ると、「GOTEN」の湯治アーティストたち、ほかでも実にいい仕事してます。

(コメント:門脇篤