東鳴子ゆめ会議、NPO法人化へ向けて準備中

2003年、旅館青年部が中心となって、観光協会や旅館組合、住民組織を横断的に結ぶ組織として発足した「東鳴子ゆめ会議」。
①現代の湯治場づくりを目指す
②自分たちが楽しめ、誇りにできる町づくりをする
③明治43年の大洪水で損壊した「御殿湯」の復活を果たす
を目標にはじまった活動は試行錯誤の連続でしたが、04年には地道な手づくりの活動が認められ、JR東日本の協力により、東鳴子の玄関口「鳴子御殿湯駅」が半世紀ぶりに改築。
05年には全国旅館衛生同業組合連合会主催「第8回人に優しい地域の宿づくり賞」で垣根をはずした一体型の地域づくりが高く評価され、最優秀賞である厚生労働大臣賞を受賞したほか、06年には「過疎地域自立活性化優良事例表彰」で総務大臣賞を受賞。
主催事業である「GOTEN GOTEN アート湯治祭」は05年より毎年アサヒビール芸術文化財団「アサヒ・−ト・フェスティバル(AAF)」から全国プログラムとしての認証と助成を受けています。
そしてこの4月、総会において、より恒久的な組織として活動していくために、NPO法人として認定を受けようと決議されました。
どんなに立派な建物を造ろうとも、どんなに多くのお金を集めようとも、そこに住む人々がさまざまな垣根を乗り越えて、仲良くなっていかなければ意味がない——そうした思いが着実な歩みとなって、「東鳴子ゆめ会議」を一歩一歩目標へと近づけていきます。