「光の盆・送り火」アフリカン・ジンベでセッション

はじまりました。とっぷりと火も暮れて、東鳴子ゆめ会議のみなさんが鳴子警察のおまわりさんたちとともに交通規制を敷きます。
竹の斜めに切った楕円のかたちに、あたたかなあかりが浮き上がります。

東鳴子の美容室「ドリーミング・ボーイ」の遠藤明さんの作品。魚屋さんの久郷分店・久郷和夫さんの作品とともに、「光の盆」を飾る地元アーティストの名物作品となっています。
去年は暗くてわかりませんでしたが、遠藤さん、竹を銀色に塗装して涼しげなイメージを出しています。

えんえんとつづく竹灯籠を端までたどって戻ってくると、旅館大沼の前で由木尾晃さんとその仲間たちがアフリカン・ジンベ(太鼓)の演奏を開始。静かな湯治場に突然リズミカルな活気がわき起こりました。

ひととおりセッションした後、「お母さんの歌を歌いましょう」と、由木尾さんの呼びかけで、見に来ていたみなさんでアフリカのお母さんの歌を歌うことに。2つのフレーズを繰り返すうちに、そこへジンベのリズムが自然に入ってきて、湯治場はなんともアフリカン・ナイト。不思議な一体感につつまれた「光の盆・送り火」でした。

(コメント:門脇篤