「アート・ツアー」、大沼山荘の後はゆっくりと歩いて一行はJR陸羽東線の駅・鳴子御殿湯駅へ。ここは東鳴子温泉の新しい玄関口であり、活動のシンボルとも言うべき場所です。
駅舎内には畳が置かれ、ノートには旅の書き込みなどが書きつがれています。また、壁には版画家の大野さんから寄贈を受けた心癒される絵がかかり、とても落ち着ける場所です。
私は昨年、今年と、ここで数時間にわたって設置作業を行った経験から、街の人がこの場所をとても誇りにし、大切にしているのを感じました。
そこに設置されたのが越後しのさんによる「ゆきを」というタイトルの作品。
テグスを無数に結んでつくったビーズのような輝きの綱に、毛皮を縫い合わせてできた作品です。昨年はダチョウの毛を使った作品が大沼山荘に設置され、たいへん話題を呼びましたが、今年は羊とうさぎという、2種類の毛を使った作品です。
(コメント:門脇篤)