昨夜は勘七湯別館「勘七ギャラリー」に泊めていただきました。
すでにここは営業を停止しているので、通常の宿泊ではありません。普通の方は宿泊できませんので、いちおう。
今の当主のおばあさんがキャッシュで建てたという建物は、しかし木をふんだんに使ったぜいたくなものです。ここが東鳴子のアートの拠点として開放されたことは、湯治文化をアートによって蘇らせるきっかけとする、という当初の目的にかなったものだと思います。
おそらく、アートをきっかけとしてここに足を踏み入れた人は、かつての「湯治場」の空気を肌で感じることができるように思います。それは何よりもすぐれた「アート」なのではないかと思います。それをよりいっそう深く見せられるような仕掛けを、これから一年かけて考えていきたいと思います。
(コメント:門脇篤)