アート湯治祭公募・現地説明会「ごてんゆアートミーティング」⑩

そして特定非営利活動法人東鳴子ゆめ会議理事長をつとめる大沼伸治さんの旅館大沼へ。山荘で説明会をやろうかとも思ったのですが、雪が多いので旅館の食堂で行うことになりました。
まずは鳴子温泉郷の話から始まって、これまでの「アート湯治祭」のようすなどを説明。
大沼さんからは、今年は「食」をテーマに、屋台「どこでもキッチン」のオープン・カフェを核に、温泉街各所にサブカフェを展開。湯治場に来てパワーをもらって帰ってもらう、逆にわれわれも外から来た方からパワーをいただいてそれを循環させる、そんな呼吸のようなイメージをもっている、こうして「アート湯治祭」をやっている間に本当にさまざまな出会いがあった、先ほども温泉街を回りながら、「やる気あるのか」という感じに見えたかもしれないが、まだまだ手のうちを見せてないところがあって、当地ではお湯もじっくり入らないとききめがあらわれない、人もわからない場所なので、ぜひひとつよろしくお願いいたします、というようなお話がありました。

その後、参加者同士の自己紹介などを行い、質問コーナーへ。主な質疑応答は…

・参加費5000円?
これまで記録、ドキュメントの作成を行うことができずにいました。これを今年はつくりたいと思っており、参加費は主にこれと宣伝費などにあてたいと思います。

・グループとして出展はできるか?
できます。

・作品管理などはどうなるのか?
基本的には出展者の責任になります。

・地域の人を巻き込んでやりたいが、どこか人の集まるところはあるか?
公共浴場あたりがいいのではないかと思います。参加者を回覧板で募集して、というのは毎回おんなじ人ばかりが参加しているのが現状で、ある種「疲れ」てるところがあります。歩いている人をつかまえるとか、突撃訪問的に「一本釣り」してもらうといいかもしれません。

これまでどうも「他人事」だったところがあるが、今年は「他人事から自分事」をテーマにやっていきたい、「湯治場は舞台です」と大沼さんがしめくくり、名刺交換、そしてお待ちかねお風呂の時間となりました。

旅館大沼」は8つのお風呂と、バリエーション豊かなお風呂が特徴。ほとんどが鍵をかけて家族風呂にできます。
右のお風呂は山荘にある露天「母里の湯」。宿泊客しか入れませんが、とにかくすばらしいお風呂です。

こちらは日帰り入浴可の「薬師千人風呂」。湯治場らしく混浴です。壁には天女の壁画。アートです。
日帰り入浴500円(11〜14時)。1泊2食9390〜13800円。素泊まり4270円〜。℡0229-83-3052

ということで、第一回目の現地説明会「ごてんゆアートミーティング」は無事終了いたしました。
第二回目は3月9日(日)13:00JR陸羽東線鳴子御殿湯駅集合を予定しております。
説明会に参加できない方もぜひ本ブログや公式ホームページ等を参考に、企画参加のご検討をよろしくお願いいたします。

(コメント:門脇篤