アート湯治祭参加企画・アーティスト紹介③:平面図さん「町を思い描く」

東京都中野区在住の「平面図」さん(根橋考さんによる1人ユニット)からは、「町を思い描く」という企画がよせられました。

「観光などで町に訪れる人は、その街の歴史や今後の取り組みについて印刷物や資料館で知る事はできても、その町に澄む人個人の町に対する理想や空想、重いまで知る機会はありません。
そこで、東鳴子の住民が思い描く理想の町を生活空間の中でジオラマとして再現し、日常と理想、住民と観光客が交差するような作品をつくりたいと思います。
住民に、町や場所に対して思うこと、考えている事、問題点や良い点、思い出などをインタビューし、それを参考にしながらジオラマを制作。温泉に浸かるだけでは分からない東鳴子の別の町像を知る機会をつくってみたいです」

というコンセプトで、イメージのようなジオラマを制作するというすばらしい企画。
東鳴子ゆめ会議メンバーも大喜びです。

しかしこうした企画が出てくるのも、「平面図」さん、中野区で「アブラウリ」というスペースを運営しながら、「こどもの感受性から野方の町を考える」など意欲的な取り組みを継続的に行っていらっしゃるんですね。本当にすばらしい取り組みです。

こうした方に東鳴子に来ていただいて、またひとつネットワークができていく。本当にアートの力ですね。

(コメント:門脇篤