キックオフ交流会開催!②

宴もたけなわの頃、参加アーティストのみなさんから簡単なプレゼンテーションを行ってもらいました。

トップバッターは淡路島から参加の久保拓也さん。「いろり屋台」という移動キッチンをつくり、東鳴子に「ごてんゆカフェ」という癒し空間を作り出します。
すでに2回目の東鳴子入りで、前回の調査につづいて、今回は淡路島で制作、分解送付した1台目の屋台を木曜から東鳴子入りして組み立てていました。
この「いろり屋台」は2台つくられる予定で、飲食はもちろん、移動型の展示やワークショップスペースとしても使用する予定で、今年は「りくとうアートライン」として、古川の四季彩通り商店街や岩出山の感覚ミュージアムにも出張、アートで宮城県大崎エリアを結ぶ予定です。
ただいまこの屋台を運営してみたいいろり店長を募集しています。どうぞお気軽にお問合せください!(門脇kad@kadowakiart.com)

次にプレゼンしたのは東京から参加の平面図さん。ステキなかぶりものをしての登場です。
平面図さんは明日も滞在して、東鳴子界隈を散策するほか、地域の方に聞き取り調査を行い、これをもとに8月、勘七湯さん別館ギャラリーの1室を使ってジオラマのようなものを制作する予定です。

こけしを100個描く「100こけし」や8月3日のオープニングイベント時にフェイスペインティングを行う石巻から参加の宮本ゆりさんは、つい先ごろオープンした東鳴子温泉のおとなり・鳴子温泉駅前のオープンスペース「好日館」での展示も行います。
「好日館」運営委員で、鳴子温泉で美味しいお菓子と喫茶店を営む宮本武さんによる「好日館」の説明も行われました。
鳴子温泉では東鳴子の「アート湯治祭」に対抗して(?)、温泉街にアートや作家ものの作品を置き、いわゆるどこにでもあるようなみやげものコーナーをスリムにするとともに、アートで活性化させたいと考えているそうで、興味のある作家さんはどうぞご連絡ください(門脇kad@kadowakiart.com)。宮本さんにつなぎます。

宮城大学のアートサークル「ART STANDARD.」と平岡ゼミや建築家の曽根・浜田コンビ、そして仙台のアート・カフェにつどう「アートで膨らむプロジェクト」は、プロジェクターを使ってのプレゼンを行いました。
旅館内の声を拾い上げたり、携帯できる茶室をつくったり、パレードをしたりと、たいへんおもしろそうな内容の企画になりそうです!

東北生活文化大学内に最近できたというアートイベントサークルは、キャラクターショーや巨大な光るこけし、遠近法を使ったトリックアートに平面絵画展示など、もりだくさん。
キャラクターショーは「なるみストアー」さんの名物「なるまん」をテーマに取り上げるそうで、このほかにも展示場所に使いたいなど、「なるみストアー」さん人気です。
あとで聞いた話では、堀江製菓さんが、「なんでうちはやってくれないんだ」と怒っていたとか。怒り出すほど地元の方も実に盛り上がってきていただいているということでしょうか!
また、トリックアートを制作予定の学生さん、プレゼンでも実に弱弱しく、会場から「がんばれー!」の声があがっていましたが、これがかえって「まるみや旅館」さんの心を動かしたらしく、決まっていなかった設置場所がまるみや旅館さんにめでたく決まりました!
またひとつ、湯治場に新しい展示スペースが登場です。