「アート湯治祭」、AAF2010の全国プログラムに

今年は充電の年としてお休みした「GOTEN GOTEN アート湯治祭」でしたが、来年2010年はやります!
そして今日、「アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)」より全国プログラムに選定したとの通知が届きました。どうもありがとうございます!
今年はお休みとはいえ、何もしなかったどころか、中小機構基盤整備機構の助成を受け、各界の専門家とともに計8回にわたる勉強会を行い、からだを動かさなかった分ちょっと体温が下がり気味ではあったものの、東鳴子ゆめ会議メンバーそれぞれがこれまでにやってきたことをしっかり見直し、来年への思いを新たものと思われます。
「GOTEN GOTEN 2010 アート湯治祭」では、「みちのく千年の古湯・鳴子温泉郷の新たな千年パラダイスの礎となるおもてなし文化を、「湯」「アート」そこに住む「人」の力で創造する」を目標に、これまでの5年間の成果を踏まえ、次の段階へと進んでいきます。
すなわち、2010年に始まる5年間を、「現代の湯治場のあるべき姿」を現実のものとしていく段階として、「御殿湯復活」を核とした湯治場のグランドデザインの策定と、これに対応した個々の旅館・店舗、地域住民がどうあるべきかを模索していきます。
ここでアートがになう役割は、地域住民が自分たちの地域をどうしていきたいかについて主体的に関わっていくきっかけを促し、「こんなことをしてしまってもいいのか」という、想像や行動の幅を広げていく原動力としてのそれ。あわせて独自の価値観から地域資源を発見し、創造的なヒントを与えることなども。

ストーリーとしてはこんな感じです。。。

駅を降りると、そこには不思議な「湯治ワールド」が広がっていた。
言われるままに「遊湯券」なる、つづり券を買って町に出ると、
そこかしこの宿屋や店、地域の人々が、
それぞれのアイデアのしぼった独特のおもてなしで迎えてくれる。
中にはこどもが亭主・女将を務める「こども旅館」さえある。
そこで過ごした夏の日は、まるで桃源郷で過ごした日のようにさえ思える。 
御殿湯が消失してからちょうど百年目にあたる夏。
湯治場が新たな「パラダイス」に変わる。。。

具体的な企画としては、8〜9月をメイン期間に、地域住民とアーティストが協働で、食も含めた湯治場の恒常的おもてなしメニューを開発する「おもてなし湯治」や今は使われていない旅館を使ってこどもからお年寄りまでが夢の旅館をつくる「鳴子御殿湯こども旅館」、開湯以来千二百年の鳴子温泉郷をテーマに、これから千年の温泉活用、そして温泉地について語り合うシンポジウム「これから千年の温泉。その背景とグランドデザインについて」、お盆の風習である、迎え火、送り火に合わせて温泉街一帯を交通規制し、千数百本の竹灯籠と、子どもと老人が作った手作り灯籠を並べる光のインスタレーション「光の盆2010〜失われた100年を求めて」などを予定しています。

当地は本当にお湯が素晴らしい場所です。アートや風景を楽しみに、湯治場のレトロな湯治文化を体験しになど、さまざまな楽しみ方ができるエリアです。ぜひ何度か足をお運びになり、日頃ためこんだものを放電し、新たな発見をお楽しみください。

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