ということで勘七湯さんに戻ってひろ風呂浴びて待っていると、地元の小学生ケイシュウくんとリューキくんがやって来ました。
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とりあえずケイシュウくんは「なるみストアー」さんからお借りしたもののそのまんまになっているミニ四駆のコース「なるみレーシングサーキット」の組み立てにかかります。
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一方、リューキくんは「貸本の間」で読書
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勘七湯で数十年にわたってお仕事をされ、今もときどきお手伝いにきてくださるカンイチさん。湯治場のあのときを今に伝えてくださる生き証人です。
「かつて南米などへ漁に行っていた漁師さんたちがおもしろ半分に買ってきた」という剥製をたくさん持っていて、「コレクター室」にコブラやワニの剥製を展示してくださるそうです。
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「鳴子御殿湯こども旅館」、この広い旅館別館をめいっぱい使って、いったい何がどうなるかわからないワクワクを秘めてはいるのですが、あまりに自由度が高すぎ、つまりまだ何もなさすぎて、いったいどこから手をつけていいか当惑気味の少年たちです
(つづく)
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