【鳴子温泉郷における被災者受入れと3/30現在の現状につきまして】
旅館大沼 大沼伸治
大崎市鳴子温泉郷地区の被災者受入れ支援につきまして、ここ数日行政を交えた会議にて決定しました事項をお知らせいたします。鳴子温泉郷が一刻も早く、被災者のお役に立てることを願っております。
このたび、被災され避難所暮らしをされている方々の2次避難場所への移動は、身内の方がまだ行方不明であるとか、仕事の都合、また地元を離れたくない等、まだまだ気持ちの問題や様々な理由から思うように進んでいないようです。
今後、仮設住宅の募集などとともに、徐々に2次避難所への移動が決まって行くと思われますが、心身ともに傷ついている被災者の皆さんの移動に関しては、いろいろな面で細心の心配りが必要かと思います。
このたび鳴子温泉郷の宿泊施設は「福祉避難所」として、高齢者、障害者、乳幼児など要援護者のいる世帯の仮設住宅等建設までの一時避難場所として機能させることが決まりました。
期間はおおよそ2ヶ月くらいと言われていますが、実際のところ定かではありません。
避難者も避難場所は隣接する登米市や栗原市など実家に近いところを希望することも予想され、鳴子までどれだけの方々が来られるかはまだわかっていません。
被災者の宿泊施設への経費負担はありません。宿泊施設に対し、1人あたり5000円(1泊3食提供)で被災地市町村が部屋を借り上げます。この経費を負担した被災地市町村へは災害救助法に基づき、
国から県を経由して本経費が支払われ、さらにそこから受入れ宿泊施設に支払うというカタチになるようです。
今回の被災者受入支援に関しましては、先般、大崎市長が被害の大きかった、石巻市、東松島市、南三陸町を訪問し、鳴子温泉郷を中心に大崎市で1500名の被災者受入支援を申し出ております。
鳴子温泉郷における具体的な受入れ支援の詳細については、下記をご参照ください。