ワールドカップの愉しみ方2

こんにちわ。エクアドルより横山理絵です。
エクアドルのサッカー熱はとってもアツイです。

先日残念ながらイギリスに敗退してしまったエクアドル。さすがのサッカー熱も一気に冷めてしまうのだろうと、半ば慰めの言葉を模索していたのですが、試合が終わった直後から街中の車がクラクションを鳴らし始めました。

ちょうどフニン村から街に出ていたためにこの光景を目撃することができたのですが、車の窓からユニフォームをまとった人たちが体を乗り出して「エクアドル!エクアドル!」の大合唱。一瞬「あれ?勝ったんだったっけ?」と錯覚してしまうほどの大熱狂でした。

その後国中の熱狂がテレビで伝えられているのも何度か観ました。大半の選手の出身地であるエスメラルダスはもっと熱狂的。選手の奥さんやら家族やらがマリンバの音楽に合わせて踊っていました。そしてドイツから帰国した選手たちも村人と共に踊り楽しんでいる様子も伝えられていました。

この様子に私は一種の感動すら覚えました。私もサッカーは大好きでよく日本代表を応援していましたが、勝つか負けるかが一番の重大事。負けてしまうと、応援して損でもしたかのように、「あーあ。」とがっかりしたものです。

でもエクアドルの人たちは違います。
いかに自分がその試合を楽しんだか楽しまなかったかが大・大・重大事。
だから試合のある日には“もちろん”仕事なんてしないのだそうです。
このへんが「スロー」に生きるヒントなのかな?と思います。

ナマケモノ倶楽部の原点であるエクアドルにいる今、改めて「楽しむ」ということの大切さを実感しています。