MYスローライフ:子どもの出番を増やす

子ども達は夏休み。大人たちはばてばて?(笑)
蒸し蒸しする日も電車のクーラーがきつい日にもがむばって通勤・お仕事しているやさしいパパ・ママのみなさんに「ポトリ」からMYスローライフのおすそわけです!

■わたしにできること:子どもの出番を増やす
深津高子(幼児教育アドバイザー)

保育園や幼稚園で仕事をしている私にできることは2つあります。まず子どもたちに電化製品に頼らなくても人間の「手」でできる作業を紹介し、その道具の扱い方、手入れの仕方を丁寧に伝えることです。

もともと子どもたちは、エスカレーターより階段の方がずっと好きだし、電気鉛筆削りよりも好みの細さに削れる小刀を使いたがるし、電動シュレッダーよりもゆっくり「紙そうめん」が作れる手動の方を喜ぶし、きっとCO2の排出量は大人よりずっと少なく、楽しみながら地球を冷やす者だと思います。

もう1つは、「忙しいから」「手間がかかるから」「危ないから」などという理由でなかなか子どもに手や身体を使うチャンスを与えない保護者に対して、「お手伝い」の意義や楽しいやり方を普及することです。つまり、身体を使いたくてウズウズ待っている子どもたちの「出番」を増やすことが「私にできること」です。