現在、カルロス一家はキトにいて、無事だと、この訳文の中に出てきたロベルトさんは電話でおっしゃっていました。ただ私はまだカルロスの無事を確認していません。ロベルトさん一家は無事で安心しましたが、彼は、鉱山開発反対運動をしている人はみんな気をつけなければならないと言っていました。
みなさん、鉱山開発問題は遠い国の問題だと思わないでください。
手紙などのアクションも大事ですが、私は、みなさんが南とのつながりを考え直すこともとても重要なことだと思っています。
私たちは、みんなつながっています。みなさんが使っている10円玉の銅はエクアドルから来ている可能性もあります。みなさんが使っている石油もエクアドルから来ている可能性もあります。それがこういったことにつながっています。想像したことはありますか?
でも、でも、私たちはフェアトレード、エコツーリズムといったことを通して、ポジティブなつながり方もできるのです。どうか、銅や石油に変わるオルタナティブな生産活動を、こちらの生産者が選べるように、鉱山開発などしなくても生きていけるように、こんなふうに鉱山開発会社からの脅迫を受けなくとも済むように、消費者の立場から支援してください。よろしくお願いいたします。
ワダアヤ
■写真中央がカルロス・ソリージャさん。
左がワダアヤ、右がワタナベユリカ。エクアドルにて。