スローなfriendshipは海を越えて

こんにちは。エクアドルからワダアヤです。私はエクアドルの山岳地方(アンデス)に住んでいますが、エクアドルは本当にさまざまな自然に恵まれており、この狭い国土(日本の3分の4ほど)に広がる森は、全部違い、エクアドルに住み始めてから5年になる今でもその目まぐるしい変化に目を奪われることもしばしばです。

海岸地方には、主に熱帯乾燥林とマングローブ林が広がり、雨季、乾季と違う顔を見せてくれる不思議な森です。特に熱帯乾燥林は、乾季の間、木々は水分を必要とする葉は落とし、その幹に水分を貯めじっと過ごし、雨季が始まるや否や一斉に葉をつけます。

熱帯乾燥林でも最も目を引く木、セイボは幹も緑色です。それは葉がない間も幹を通じて光合成を行うためだそうです。幹には棘もついており、これはつる草などによって幹が覆われないようにするためだそうです。

さて、その不思議な森に程近いところにリオ・ムチャーチョ環境学校という小さな学校があります。リオ・ムチャーチョの有機農園をパートナーのダリオさんと経営しているニコラ・ミアーズさんからリオ・ムチャーチョ環境学校のレポートが届きました。

ナマケモノ倶楽部は、スローツアー地域通貨ナマケなどを通してこの学校を支援しています。

■リオ・ムチャーチョ環境学校

学校図書館
学校の目的を強化、そして生徒たちの地平線をだいぶ広げることに大きく寄与したのは、生徒たちが本を借り、家に持って帰えることができる本を揃えた図書館を開くことが出来たことです。私たちはとにかく訪れる人たちに図書館のことを伝えることからはじめ、そして図書館を始めるための寄付をいただきました。それは多くはないけれど、一応図書館と呼ぶに遜色はないです!

レゴ
今年、リオ・ムチャーチョの生徒たちは、ロンドンの学校から贈られたレゴに大喜びでした。1年を通して、チャールズ・ディケンズ・スクールの学生たちは、リオ・ムチャーチョにレゴを贈るために、ケーキを作り、地域で販売してくれたのです。レゴのブロックは、世界中の子供から愛されるおもちゃとして知られていますが、学校教育において、実際的な学びを推進するのに役立つのです。