フニン村に行ってきました

みなさんへ

こんにちは。エクアドルのワダアヤです。

先日、久しぶりにフニン村まで行ってきました。2人のアメリカ人ボランティアによるドキュメンタリーの完成試写会があったからです。彼女たちは1年間かけてこのドキュメンタリーを作りました。97年のフニン村でのビシ・メタル焼き討ち事件から去年の12月のフニンへの襲撃など、現在に至るまでのフニンで起こった事件を映像で流しながら、フニンに住む人々が淡々と語る森と生活と鉱山開発によってもたらされた社会的影響が綴られています。このドキュメンタリーはどちらかというと社会面にフォーカスをおいて、あまり環境的なことは語られないのですが、それでもとても強いメッセージを感じました。

このドキュメンタリーにいつか日本語訳をつけられたらと思います。(もうひとつあるのだけれど…。)

それにしてもフニン村は遠かったです。ふー。(クリキンディから車で6時間以上ある!)

それからDECOIN(インタグの生態系の防御と保全という草の根団体)のカルロス・ソリージャ氏からアセンダント(鉱山開発会社)の最近動向についてのメールが届いています。訳文を貼り付けておきます。アクションが可能な方はよろしくお願いいたします。

ワダアヤ

P.S.インタグにおける鉱山開発の歴史をご存知ない方は、以下のサイトをご覧ください。

<< 原文 >>

アセンダントは現在、新しい株を売却することにより、エクアドルにおける開発を進めるための資金、2000万ドルを調達しようとしています。もしあなたがこの企業が株を売却しようとしていることに憂慮を感じているのであれば、カナダの株の監査委員会 (Security Commissions) にぜひその旨を伝えてください。下に連絡先が出ています。

もしインタグに来たことがある人であるならば、この地域を知っていること、そしてもし状況をよくご存知であるならば、それも忘れずにつけ加えてください。個人的に、もしカナダの株の監査委員会がきちんと彼らの仕事を遂行してくれていれば、アセンダントは絶対にカナダで株を売却することは絶対に許可されなかった、そしてここにおける汚い、そして我々を分裂させるようなことに資金を投じることは絶対にできなかったと思うのです。

これはカナダ当局にとって、インタグで起こった悲しみ、社会的な大損害、そして平和な山やコミュニティーを武装集団、殺人脅迫、そして社会的な分断や衝突によって踏みつけたという、間違ったことから正しいことへ直す絶好の機会です。

ありがとう。

カルロス
2007年6月14日 14:15 ET

*マイニングウォッチ・カナダ:エクアドルのアセンダント・コパーのフニンプロジェクトへの抵抗は続く

オッタワ、オンタリオ‐‐(マーケットワイヤー – 2007年6月14日)
– アセンダント・コパー・コーポレーションの従業員は、地域住民のフニン・プロジェクトへの反対によって、採掘権のある地域へ行くことが難儀となっている。このことは、アセンダントの案内書にはかなり控えめに書いてある。

反対運動は、フニン地域による深刻な‐公文書化されている‐人権侵害によって、最近になって激しくなってきた。その案内書に書いてあることとは逆に、この会社と合意している地元環境団体はひとつもない。

さらに、この会社の環境調査報告の政府による却下は、近い未来、フニンの採掘対象地でこの会社による採掘が行なわれないことを意味している。

インタグの生態系の防御と保全のカルロス・ソリージャ氏によると、「私たちの立場は明確だ:私たちは、法的、環境的、社会的な理由から、フニンの鉱山開発プロジェクトに対して反対だ。そして私たちはアセンダントが永遠にこの地域から去るまで私たちは反対運動を止めない決意だ。」

このプロジェクトへの反対運動は、自分たちの資源と発展を、外国企業によってではなく、自分たちで行ないたいという地域住民によって、エクアドルとラテンアメリカ中で大きな衝突が広がりつつあることを示している。アメリカ大陸の中のいくつかの政府は、それぞれの資源を国有化する方向へ歩を進めている。

2007年6月11日月曜日、エクアドルの鉱山開発とエネルギー省の大臣は、国内のテレビ放送で、今までこの国で譲渡されてきた採掘権は、「真の無秩序」であると話した。大臣は鉱山の露天掘りには反対であるとも述べた。

雲霧森の故郷であり、保護区でもあるインタグ地方は、国際的にも生態系のホットスポットと認識されている。アセンダントのフニン・プロジェクトはジャガーやメガネグマ、クモザル、稀有な種のカエル、など絶滅の危機にある動物たちを絶滅の脅威にさらす。

「私たちは彼らの案内書のフニンにおけるこの事態の書き方を大いに憂慮している。そして投資家から重要な情報を遠ざけるのではないかと心配している。」とソリージャ氏は言う。さらに「いったいこの案内書を請け負った業者はどんな地注意義務を果たしたというのかわからない。」と付け加えた。

人権蹂躙、環境へのダメージの詳細報告を含むさらなる情報は以下をご覧ください。
www.decoin.org
www.intagsolidarity.org
www.miningwatch.ca
and www.ascendantalert.ca

さらなる情報は、以下にご連絡ください。
Carlos Zorrilla
+59 36 26 48 509
intagcz@imbanet.net
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* British Columbia Securities Commission (ブリティッシュ・コロンビア・
株の監査委員会)
Telephone: 604-899-6500
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