ナマケモノのみなさん
1)ナマケモノの水筒とTシャツができました!
というのはおまけで、
2)来週からエクアドルに、3ヶ月の長期出張に行ってきます!
今回は、海岸部、山間部、アマゾンまで、商品企画の旅です。
そして、「手づくり」で森を守る人たちに、いろんな「手づくり」を学んできます。
スローウォーターカフェ有限会社ができたばかりの夏、私たちは、
日本の若者8人と、フニン村を中心にエクアドルの若者8名で、
国際会議の会場に手づくりでカフェ(カップもメニューも竹から切り出す!)を作る『カフェ・コタカチ』というプロジェクトをやりました。
(未だ、、、報告が途中なのですが、以下から写真がみれます。)
http://www.slowwatercafe.com/cota.html
コーヒー生産者だけでなく、コタカチの街の人たちに、インタグコーヒーの美味しさや、日本に、コーヒーのファンや、彼らの環境運動を応援する人が沢山居ることを伝える、みんなで落とした、大事なひとしずくになりました。
会社ができて5年目の今回、エクアドルでやってきたいことの一つが、『幸せってなんだっけ?』写真展!
http://slowwater.cocolog-nifty.com/hummingbird/2008/07/post_489a.html
先日、映画『いま、ここにある風景』を観てきました。http://imakoko.cinemacafe.net/
大量生産の工場の風景、世界一大きなダムに沈む村々、油田、座礁したタンカーの解体。あまりにも大きなスケールで、いま、ここにある風景の数々。
規模が巨大すぎて、自分ひとりの力では、どうにも変えられないように思えてしまう。だけど、その全てが、私たちもその世界を構成する一部であり、原因の一部である出来事。
年間にクジラ千数百頭を殺して、食べないで捨てることもあるなんていう日本の『調査捕鯨』も、そのひとつだし、インタグ地方の鉱山開発もそのひとつ。
エドワード・バーティンスキーは、写真家として、地球上の産業のなれのはての自然破壊をカメラにおさめるということを選びました。フニン村の人たちは、対話のテーブルに着くために、試掘キャンプが無人のときに火をつけた。それは、それぞれの暮らしと仕事の中で、破壊に満ちた世界と対峙する、それぞれの方法。『いま、ここにある風景』と、直接向き合う態度。
今回私たちは、いつものチョコレートや、雑貨や、コーヒーのお返しのひとつに、日本の『いま、ここにある風景』をあつめて、エクアドルまでもっていくことにしました!!
満員電車、工事現場のフェンスに言い訳のように印刷された森の写真、100円ショップの風景。それらは、足下や遠い国の環境を壊しながら、早さや効率を優先させて、手に入れた「偽物の豊かさ」。それらをカルロス・ソリージャさんの森の写真展に併設して、写真展『幸せってなんだっけ?』をやりたい。露天掘り鉱山を撮った、バーティンスキーの写真集もさりげなく置いて。
もちろん、日本の中にも素敵な風景や文化は沢山残っているし、私たちはそういうものを守ったりたぐり寄せたり、結び直しながら、暮らしや仕事を作っている。そういうことも伝えたいけれど、まず、「こんな豊かさは要らなかった気がする」風景を、お土産に、エクアドルでお見せしたいと思いました。
私たちが、エクアドルを旅して、「なんて気持ちがよくて、素敵な国なんだ!」と思った気持ちが、エクアドルの人たちに伝わると嬉しいなあ、と思っています。
参考:http://www.edwardburtynsky.com/” エドワードバーティンスキーのweb
スローウォーターカフェ有限会社 藤岡亜美