ブータン@世界ふしぎ発見!

ナマケモノ倶楽部で現在募集中の「ブータンGNHツアー・2009春」。ナマケモノ世話人で、文化人類学者の辻信一さんがツアー全体の通訳兼コーディネイトを担当してくれます。ガイド役は、GNH度ばつぐん、ジョークも大好きなペマ・ギャルポさん。

そのペマさんが、な、なんと、先週末放映されたTBS系「世界ふしぎ発見」のブータン編に登場していましたー!!!(ご覧になった方にしか通じませんが、クイズ2問目の答えを川辺で解説してた男性です!)

写真:左がペマさん。右は辻信一さん。

辻さんが初めてブータンを訪れた際(2006年春)、ガイドをつとめたのがペマさん。以来、互いに「ブラザー」と呼び合い、「スロー」や「GNH」をめぐる談義で互いの知的好奇心を刺激しあう仲です。辻さんは、ブータンの旅行会社に「エコツアー」というコンセプトがないことに気づき、ペマさんと一緒に、自然、人、文化とのふれあいを通じて、互いに学びあう「参加型」の「エコ・スピリチュアルツアー」をブランディングしました。

2006年秋のツアーでは、ティンプーで住民と一緒にリバークリーニング。ブータン国営テレビが取材にくるほど、ツーリストが川を清掃する様子は珍しかったのでしょう。またブリやシェムガンでは住民にまじって稲刈りのお手伝い(2006年秋、2007年秋)。タクツァン僧院へのトレッキング時の往復ではみなゴミ拾い。少し前まではすべて「土に環る素材」しかなかったブータンでは、現在都市部でも観光名所でもペットボトルやらガムの包み紙やらスナック菓子の袋やらが無造作に落ちているのです。

村人はもちろん、伝統音楽家(ブータンのヨン様ことジグメ・ドゥッパ氏)、司法裁判所の判事さんや新聞社スタッフ、小学校、伝統舞踊学校などでのインタビューでは、ブータンの「今」を感じることができます。時には大学生と「GNHディスカッション、“開発”は必要か?」をしたり。

ホームステイでは「ふしぎ発見」のようにアラ(どぶろく)三昧。アパ(お父さん)、アマ(お母さん)と身振り手振りで話したり(子どもたちには英語が通じるが、お母さん世代はゾンカ語しか話せない)。夜のキャンプファイヤーでは、ブータンのコミュニティは女性がまもってきたんだと感じさせる「豊かな」(歌、踊り)。

さあ、一緒にGNHの国、ブータンへでかけてみませんか?
■募集中のブータンGNHツアー2009・春

春のブータンはシャクナゲやモクレンが咲き乱れて美しい季節です。運がよければ王族の車とすれちがうかも!?(07年秋では4代国王のお后さまの公用車とすれ違った)