手作りの平和〜イラク現代アートが紡ぐ希望と再生

イラク現代アートが誇る希望のユーモア作家にして、戦争と混乱の地バグダードで今日もギャラリー「ヘワール(対話の意味)」を営むカーシム・サブティーさん。イラクの歴史と文化がつまった図書館が戦火に見舞われたとき、彼はまだ煙が立ち上る書物の残骸を拾い集めてアトリエに持ち帰り、コラージュ作品としてよみがえらせます。

アートで戦争にNO、いのちにYESを表現したカーシムさんの想い、彼のアート作品を通してみるイラクの現状と希望について、ピースキャンドルを灯しながら皆さんと考えてみたいと思います。

ナビゲーターは、カーシムさん友人でイラクに手作りの平和を届ける活動を展開するピースオン代表・相澤恭行さんと、「平和は子どもたちからはじまる」をテーマに子育て・子育ちを応援しながら、本人もコラージュ・アーティストである深津高子さん。そして、カーシム・サブティーさんのファンで文化人類学者の辻信一さんが聞き手をつとめます。

芸術の秋を前に、手の平和利用へのアイデアを、一緒にふくらませてみませんか?