空気の毒が早くなくなりますように。

事務局ババナオコの子どもたちは元気です。3年間の幼稚園を卒園し、うきうきの春休みのはずが、日本全土を覆う「ホウシャノウ」の不安に巻き込まれています。

この事実をどうやって子どもに伝えるか、と悩むお母さん、お父さんも多いですよね。テレビで繰り返し流される地震の被災シーンを子どもに見せないほうがいいと、モンテソーリ協会理事の深津高子さんからのメッセージにもありました。

年齢によって伝え方も違うと思いますが、私は、母親として、またナマケモノ倶楽部のメンバーとして、こんな感じで子ども(4月から小学1年生)に伝えました。

■「毒がでて、(福島や東京の)空気や水が汚れている」、
■「毒の名前は、ホウシャノウ」、
■「毒は強くて、子どもだと負けちゃう。だから(大人は飲む場合もあるけど)
子どもはしばらく水道からのお水は飲まないほうがいい」

放射能マークも見せて、「ホウシャノー、放射NO!、きれいな空気、YES!」とでたらめなラップ(??)を思いついたら、前に沖縄の海をまもるピースウォークに参加したこともあるからか、すぐに「放射NO!、きれいな海、OK!」と返してくれました。

よく、日常の会話でふたごが「明日晴れますようにっ!」と誰にいうともなくお願いすることがあるのですが、最近では、それに「早く春になりますように!!(春になったら毒がなくなると思ってるのかも)」、「空気の毒がなくなりますように!」が加わるようになりました。

問題が大きすぎて、大人だって不安なのですが、こうやって家族で、どうしていきたいね、とビジョンを確認できるのは、とてもうれしくありがたいことです。

子どもたちには、年齢に応じた真実を伝え、自分たちで考える力を身につけていってほしいと、心から願っています。その過程で、大人である私も、一緒に学んでいきたいです。

写真は3月5日、近くの公園に早い桜が咲いていたのを見かけてパシャッと撮ったときのもの。